マインドマップ
ここ数年、コンピュータというか、キーボードに頼りすぎて、ほとんどノートを書く場面がありませんでした。たとえば、グラントの申請書を書くときにも、いきなりコンピュータ上で書き始めることがほとんどです。
だんだん脳が退化してきたのか、最近、この方法に行き詰まりを感じることが多くなりました。いきなりキーボードで書くのではなく、タイピングする前に、鉛筆をもち(本当はボールペン)、アイデアをノートに書き出してみると、思考が整理され、さらに膨らむことに今更ながら気がつきました。
そんなとき、マインドマップと呼ばれる方法を真似してみると、ブレインストーミングというのでしょうか、自分の頭の中でディスカッションが進み、いいアイデアが浮かんだりします。もちろん、私はきちんとマインドマップの方法を習得しているわけではありませんし、方法論にも詳しくはないのですが、見よう見まね程度のものであっても意外と効果があると感じています。
論文を読むときにも、マインドマップを作りながら読むと、自分の研究に生かせる点、その論文の問題点などが明確になります。
マインドマップを作成するソフトウェアというのもありますが、私の個人的な意見としては、ペンとノートで書くという行為自体が非常に重要だと思うので、私はマインドマップのソフトウェアは使っていません。
もし、マインドマップに興味のある方は以下の書籍あたりをどうぞ。
「ザ・マインドマップ」
著者:トニー・ブザン著 / バリー・ブザン著 / 神田 昌典訳、税込価格:¥2,310、出版:ダイヤモンド社、ISBN:4478760993、発行年月:2005.11【bk1】【amazon.co.jp】【目次】
『ザ・マインドマップ』は発明者トニー・ブザンが公認した唯一のマインドマップ公式本です。「人生に奇跡を起こすノート術」の新訳完全版です。ただ、初めての方にはやや実践的な部分が少なく、次の「マインドマップ・ノート術」から入った方がよいようです。
「マインドマップ・ノート術」
著者:ウィリアム・リード著、税込価格:¥1,575、出版:フォレスト出版、ISBN:4894511991、発行年月:2005.9【bk1】【amazon.co.jp】【目次】
マインドマップ実践のための好著です。
「マインドマップ読書術」
著者:松山真之助著、税込価格:¥ 1,470(本体:¥ 1,400)、出版:ダイヤモンド社、ISBN:4478733007、発行年月:2005.01【bk1】【amazon.co.jp】
マインドマップに関しては抽象的な本が多い中で、マインドマップ読書術という具体的な応用例を示した本です。
「人生に奇跡を起こすノート術」
著者:トニー・ブザン著・田中孝顕訳、税込価格:¥ 1,575(本体:¥ 1,500)、出版:きこ書房、ISBN:4877710523、発行年月:2000.04【bk1】【amazon.co.jp】【目次】
マインドマップ提唱者のトニー・ブザン氏の書で、マインドマップに関して最も売れている本。
「頭がよくなる本 改訂新版」
著者:トニー・ブザン著・佐藤哲訳・田中美樹訳、税込価格:¥ 1,365(本体:¥ 1,300)、出版:東京図書、ISBN:4489005261、発行年月:1997.09【bk1】【amazon.co.jp】
私はこの本はまだ手に入れていませんが、ネット上のレビューでは「人生に奇跡を起こすノート術」より本質的という評価があるようです。