Acrobat 7.0
これまで使ってきたAcrobat 6.0の環境で「PDF化の方法(Mac OS X編)」と「PDF化の方法(Mac OS X編)」を書き上げることができたので、2005年1月末に購入しておいたAcrobat 7.0をインストールしてみました。
詳しくはAcrobat 7.0の新機能をみていただくことにして、主だった新機能をあげると、
- Officeアプリケーションに加え、Access、PublisherからもPDF MakerでPDF化が可能。
- Outlookからも個別メールまたはメールフォルダごとPDF化が可能。
- Webページの選択した部分のみをPDF化可能。
- PDF管理のためのPDFキャビネットの搭載
- レビュー機能の充実
- 印刷出版ワークフローに関する機能の充実
今後、官公庁は書類のPDF化をどんどん進めるようですし、PDFのビジネスでの役割はどんどん大きくなっていくでしょう。その中で、1から3のようなMicrosoft Officeとの連携を強化したAcrobat 7.0の新機能は便利な気がします。ただし、残念ながら1-3の新規機能はWindows版のみでMac版には実装されていません。
と思っていたら、インストールしてみてはじめて気づくことがありました。Mac版でのAcrobatの起動がむちゃくちゃ早くなっていたのです。これまで、私はPDFビューワーとしてAcrobat 6.0を使ってきたのですが、起動の遅さにいらいらするので、いつもAcrobatは立ち上げっぱなしにしていました。でも、これからはこのストレスから解放されます。Acrobat 6.0では起動に15秒くらいかかっていたのが、Acrobat 7.0では4秒くらいになりました。Adobeの話では、単純にプログラムを少しずつ手直しして、このスピードアップを実現したらしいです。プログラムのアップデートはこうでなっくっちゃ。アップデートを続けるたびに重たくなっていくソフトがどれだけ多いことか。
あと、Acrobat 7.0をインストールすると、Safari内でPDFファイルが表示できるようになります。私はあまりこの表示は好きではないのですが、この機能を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、この2つのメリットはAcrobat 7.0だけでなく、Adobe Reader 7.0でも味わうことができます。つまり、起動を早くしたい、Sarfariのページ内でPDFを表示したいという人はあえて、Acrobat 6.0からアップグレードしなくても、PDFビューワーとしてAdobe Reader 7.0を無料でダウンロードしてくれば話が済むとも言えます。