日本プロ野球
研究留学ネットでは、基本的に時事ニュースに対するコメントは書かない。でも、現在の日本のプロ野球の醜態はひどい。自分の中の掟破りになるが、黙っていられない。
私は留学する1999年までは、熱烈な巨人ファンだった。夕方になれば、巨人戦の結果が気になり、当直室のテレビで経過をのぞかずにはいられなかった。もちろん、巨人が負けた日の機嫌は悪くなる。1994年巨人-中日の最終戦は手にあせ握り釘付けになった。原辰徳ファンであった私は、原辰則のサヨナラホームランに何度涙を流したことだろう。
まさか、自分が巨人ファンでなくなるなんて考えてもいなかった。きっかけは、アメリカで大リーグの試合を見たことである。球場に足を運び地元のチームを球場一丸になって応援する。選手はファンサービスに積極的。もちろん、プレー質は高い。留学中の2年半あまりで、10回近く観戦に出かけた。
帰国後すでに日本のプロ野球に情熱は失っていたが、帰国後1ヶ月で見た後楽園ドームの試合で、私のココロは1秒たりとも動くことはなく、日本のプロ野球への興味をすべて失った。
今年の、近鉄、オリックスの合併に始まる騒動の過程でよくわかったが、プロ野球というのは、ちょっと羽振りのいい企業が個人的に球団を持っているだけで、きわめて私物化された球団が集まって試合をしている興業であるということである。コミッショナーが本来は様々な最終権限を持っているのだが、この方まったく使い物にならない。
今回の巨人、西武、横浜、阪神のオーナーの辞任のみならず、同じ観点でいえば、おそらく、すべてのオーナーが辞任する事態になる可能性がある。
1リーグ制なんて甘っちょろい。いったん、プロ野球は中止して、選手を1球団に集めて、アメリカンリーグ西地区に参加してはどうだろうか?西地区は5球団で1球団はいる余地がある。