銀塩からデジタルへ

1997年頃からデジタルカメラはもっていたものの、デジタルカメラの用途は基本的にはWeb用の写真を撮るのみに使っていて、家族の写真などプライベートな写真をとるメインカメラは銀塩カメラを使っていました。気軽に持ち歩くのに使っていたのは、リコーGR1というカメラで、単焦点のカメラながら、レンズがすばらしく、長い間にわたって我が家のメインカメラでした。ちょっと気張って出かけるときには、キャノンEOS-Kissという一眼レフを持ち出していました。

アメリカから帰国したときに、メインカメラもデジタルカメラに切り替えようかと思った時期がありました。メインカメラをデジタルカメラに移行するための条件を考えた場合、メインカメラで撮った写真は、すべてとは言わないまでも1/3くらいはプリントアウトして、アルバムに入れたり、飾ったりしたい。しかし、2年前当時使っていたデジタルカメラCanon Powershot S30エプソンPM-850PTの組み合わせでプリントしたものは銀塩のものと比べると、圧倒的な差がありました。また、自分でプリンタを使ってプリントするのは結構面倒でもあり、計算するとコストも1枚30円程度かかることがわかり、メインカメラをデジタルカメラに移行するのはためらわれました。

今回、ニコンD70というデジタル一眼レフカメラを購入するにあたって、メインカメラをデジタルカメラにすることを決心したのですが、プリントの方はどうするか?大判のプリント用にエプソンPM-4000PXあたりがいいなと思っているのですが、日頃のプリントには大げさすぎます。

最近、DPEはどこも、デジタルカメラのプリントに力を入れています。現像したい画像をメモリやCD-Rに入れて持ち込めば現像をしてくれるわけですが、ネットでファイルを転送できるところも増えています。できあがったプリントはDPEショップに受け取りに行くのですが、キタムラカメラなどは、できあがったプリントを郵送してくれます。これであれば、いっさいDPEショップに行かなくてもよく、てとても便利そうです。

今回、私は、自宅の近くに受け取れるDPEショップのある、富士フイルムがやっているネットでプリントというサービスを利用してみました。Windows版では写真を見ながら専用のソフトで画像ファイルを送ることができるのですが、Mac版はなく、その場合は、Webサイト上でファイルをアップロードすることになります。私の画像ファイルは1つが3MBくらいあり、アップロードに時間がかかりましたが、なんとか50枚ほどのファイルを送ることができました。翌日、昼前には、プリントができましたという電話が自宅にあり、受け取りに。値段は、基本料無しで、1枚35円。できあがり、インクジェットプリンタとは比較にならない美しさ。

しばらくは、このやり方でやってみようと思っています。

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