シアトルエリアには多くの研究施設があります。トータルすると、シアトルエリアには100人以上の日本人の研究者がいるようです。
シアトルエリアには多くの研究施設があります。トータルすると、シアトルエリアには100人以上の日本人の研究者がいるようです。
University of Washington Medical Center
Harborview Medical Center
Children's Hospital
University of WashingtonはNorthwest最大の大学で、たくさんの日本人留学生が学部、大学院(MBAを含む)に学んでいます。
もっとも日本人研究者が多いのが、医学部(University of Washington School of Medicine)でしょう。大学のもっとも南にあり、病院(University of Wahington Medical Center)に隣接したHealth Science Builidingにあります。正確な数は知りませんが、おそらく医学部には50人近くの日本人研究者が留学していると思われます。
医学部はNorthwestのTopで、全米でもTop 10に入る実力校ですが、特に、cancer, genetics, vascular biology, neurobiologyなどの研究が強いとされています。
また、University of Washingtonの医学関連施設には
などがあり、それぞれ数人ずつの日本人研究者が留学しています。
Fred Hutchinson Cancer Research Centerのメインキャンパス
Seattle Cancer Care Alliance
Fred Hutchinson Cancer Research Center (http://www.fhcrc.org/)は癌で亡くなった野球選手Fred Hutchinsonの死を悲しんだ兄Dr. Hutchinson博士によって1965年に設立された癌研究所です。35あるNational Cancer Instituteの協力施設の中でも最も研究費を集める研究所です(全米のすべての研究施設の中での研究費総額は24位)。特に骨髄移植のパイオニアとして非常に有名です。E. Donnall Thomas博士が1990年に骨髄移植治療の開発でノーベル賞を受賞していますし、現在の所長のLee Hartwell博士は2001年にノーベル賞を受賞しました。
シアトル市内のユニオンレイク沿いのDay Campusがメインキャンパスですが、Public Health Sciences DivisionはMetropolitan Park housesにあります。外来部門はDay Campus隣にあるSeattle Cancer Care Allianceで行われ、入院治療部門はUniversity of Washington Medical Centerで行われています。研究面でもUniversity of WashingtonとFred Hutchinson Cancer Research Centerは強い結びつきがあり、両施設を兼任している教授も多いですし、多くの共同研究が行われています。
Fred Hutchinson Cancer Cancer Research Centerには全部で4部門があり、
日本人研究者は現在20人程度いると思われます。
UWやFred Hutchinson Cancer Cancer Research Centerに比べて規模は小さいですが、シアトルには以下のようなnon-profitの研究所があります。
Pacific Northwest
Research Institute
(糖鎖で有名な箱守先生がいらっしゃいます)
また、シアトルにはImmunex、Zymogeneticsなど数多くのバイオベンチャー企業があります。
●2002年2月20日:新規掲載