Cedars Sinal Medical Center 自費留学ポスドク募集
本求人は候補者が決定したため募集を打ち切りました。This advertisement was withdrawn because the position has been filled.
Rosser/Furuya labで自費留学をご希望されるポスドクの受け入れをしております。現在のところポスドクを雇う予算がないので、恐れ入りますが給料のお支払いはできません。研究にかかる費用は我々が負担します。我々は現在、ハワイ大学がんセンターでジョイントラボを持っております。Dr. Charles Rosserは泌尿器科医として様々な臨床試験を行なっております。また、Physician-scientistとして研究室を持ち、トランスレーショナル研究に力を入れております。また、私は主に基礎研究とトランスレーショナル研究の部分を担当しており、Dr. Charles Rosserと一緒に研究室を運営しております。
我々は来年1月からCedars Sinal Medical Centerに異動することになりました。Cedars Sinal Medical Centerでは新しいがんセンター長のDr. Dan Theodorescu(泌尿器科医)を中心に膀胱がんの研究に力を入れて行くところです。Dr. Rosserの他に、数名の膀胱がん研究者をさらにリクルートし、全米一の膀胱がん研究チームを目指しています。Cedars Sinal Medical CenterではすでにDr. Leland Chungを中心に非常に強力な前立腺癌の研究グループがいます。泌尿器がんの研究に興味をお持ちの方には最適な研究環境だと思います。
Rosser/Furuya labでは膀胱がんの早期発見のための尿中バイオマーカーの研究をしております。これまでの後ろ向き研究で10個の尿中タンパク質マーカーを発見し、現在は臨床試験を行っております。また、検出キットの開発も行っております。将来的なパーソナル医療を開発するため、尿中タンパク質マーカーに関する発がんメカニズムの研究や治療法の開発にも力を入れております。
その他にも研究室では研究者主体の臨床研究のサポートもしております。Dr. Rosserの臨床研究は企業主体のもの以外に研究者主体のもの(Investigator-initiated trial or IIT)もあります。IITでは分析方法が臨床ラボでは確立されていないことが多くあるので、臨床ラボで分析できない項目を我々の基礎研究ラボで分析したり、そのデータをもとに新たなプロジェクトを始めたりしています。とても臨床に近い考えで研究ができるのと基礎研究の知識や技術を取得できるのが特徴です。そのため、基礎研究に興味のある泌尿器科医の先生方、もしくはトランスレーショナル研究に興味のあるPhDの方々に適した研究室ではないかと思います。
Cedars Sinal Medical Centerは西海岸で4番目に、全米では8番目に大きな病院です。臨床と研究のつながりが強く、トランスレーショナル研究が盛んな病院・研究所です。病院はビバリーヒルズにあり、エンターテイメントに富んだ地であり、観光客やセレブも多いことから治安も非常にいいです。近隣はハワイよりも安全だと思います。家賃が少々高いですが、日用品は他の地域とあまり変わらず、都会なので便利で非常に住みやすいところだと思います。Cedarsにはもちろん日本人の研究者が多くいますが、近隣にUCLAやUSC(南カリフォルニア大学)もあるので、たくさんの日本人研究者がおります。また、日本のスーパーも多く存在しているので、日本人にとってはとても住みやすいところうだと思います。
英語に不安な方や研究に自身のない方でも、やる気があり、学ぶ姿勢を維持できる方でしたら大歓迎です。女性研究者で一人での留学に心配のある方は私の妻が相談にのることもできますので、お気軽に声をかけてください。ご興味がありましたら、まずはご連絡ください。
古谷 英樹
Assistant Professor
rosser.furuya.lab@gmail.com