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ジョンズホプキンス大学医学部研究員募集

ジョンズホプキンス大学医学部(Baltimore, USA)、加野研究室では、研究員を募集します。私たちは、脳の発達・機能ならびに恒常性維持における免疫メカニズムの解明に焦点をあてて研究を行っています。

最近の研究により、炎症反応や免疫系の異常は、感染症や自己免疫性の脳疾患にとどまらず、ひろく神経変性疾患や精神疾患にも関わることが明らかになりつつあります。しかし、そのメカニズムの理解はまだ十分とはいえません。一方、正常な脳の機能や発達・加齢においても、炎症免疫メカニズムが重要な役割を果たすことがわかりつつあります。私たちは、脳内のグリア細胞、および、末梢の免疫系と脳のクロストークに注目し、脳の発達・機能ならびに恒常性を制御する免疫メカニズムの役割を明らかにしていきます。こうした研究は、精神疾患をはじめとする脳神経疾患の病態理解や新規治療法の開発へつながる可能性も高く、今後の発展がおおいに期待されています。自らの力であらたな研究の流れを作ってみたいと考える意欲的な若手研究者の参加をお待ちしています。

仕事内容
現在以下のプロジェクトが進行しています(いずれも未発表)。
1) 炎症反応におけるグリア細胞活性化機構の解明
2) 末梢の免疫系とエクソソームによる脳機能および行動の制御メカニズムの解明
3) 免疫系分子による脳の発達および行動の制御の解明
主に動物モデルを用いた多角的な研究を行います。

応募資格
博士の学位を取得および取得見込みの方、ならびに、医師で基礎研究経験のある方。基本的な分子生物学、生化学、細胞培養、顕微鏡操作、動物実験(マウス)の技術が必要となります。また、フローサイトメトリー、生体内でのイメージング、電気生理学、バイオインフォマティクスのバックグランドのある方はより歓迎致します。

着任時期
2018年4月以降。

給与・待遇など
ジョンズホプキンス大学の規定に従います。留学にあたってのフェローシップの取得のお手伝いも致します。また、PIはNIHのキャリアアワード(K99/R00)を取得した経験があり、アメリカでPIになるためのキャリアディベロップメントについて具体的なアドバイスができます。

その他
Baltimoreは日本ではあまり知名度が高くないですが、Washington DCから電車・車で40-50分の場所にある大変便利な街です。他のアメリカの大都市に比べて住宅費が格段に安いので比較的ゆとりのある生活ができると思います。

応募方法
1) CV
2) これまでの研究内容
3) 今後の研究に対する希望・展望
4) 推薦者の氏名と連絡先、応募者本人との関係
以上を添えて下記のe-mailアドレスまでご送付ください。

問い合わせ先
Shinichi Kano(加野真一), M.D., Ph.D.
Assistant Professor
Johns Hopkins University School of Medicine
E-mail: skano2@jhmi.edu
www.skano-lab.org

投稿者:加野真一(skano2@jhmi.edu)

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