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University of Washington ポスドク募集

米国シアトルにあるワシントン大学(University of Washington)皮膚科の川澄研究室では、ポスドクを募集しています。当研究室は、シアトルの中でも近年発展が目覚ましいサウスレイクユニオン地区に位置しています。アメリカ生活を楽しみながら、当研究室で皮膚発癌に関する研究をしてみませんか?当研究室での研究留学を契機に、将来自分のラボを持ち、世界を舞台に活躍するチャンスが広がります。

【研究内容】
当研究室では、以下のテーマを中心に、分子/細胞/動物レベルでの研究を行っています。
• 紫外線照射により生じるDNA損傷(CPDや6-4PP)と、それに対する細胞応答(ATR-Chk1経路の活性化)。
• 紫外線により誘発される皮膚がんの発生機構(Translesion Synthesisと遺伝子変異導入の機序)。
• カフェイン(非選択的ATRキナーゼ阻害剤)による紫外線発癌の抑制機序。
• 当研究室で同定した新規ATRキナーゼ低分子阻害剤の分析。
• CRISPR-Cas9を応用した癌関連遺伝子に対するエピゲノム編集法の確立と、それを用いた皮膚がん発症抑制。
研究概略は、こちらのウェブサイトもご覧下さい。http://depts.washington.edu/dermatol/directory/bios/kawasumi.html

【当研究室の特色】
ワシントン大学のオープンな研究環境は、多種多様な分野の専門家と共同研究をする上で、大きな利点です。 実際、現在も超高感度次世代シークエンス技術(Duplex Sequencing)を開発した研究室との共同研究や、リウマチ科との共同研究(紫外線で誘発されるLupus)が進行中です。また、当研究室では、個々のケースに合わせたキャリアディベロップメントを大切にしています。将来、アメリカや日本で研究室のPrincipal Investigatorとして独立したい人、Physician-Scientistとして診療と研究の両立を目指す人など、個々の具体的な目標達成に向けたサポートを行っています。

【応募資格】
• MDあるいはPhDの保持者(特に皮膚科医の応募をお待ちしております)。
• 基本的な分子生物学的実験の経験を有すること。必須ではありませんが、以下のいずれかの経験を持った研究者が好ましいです。
・遺伝子改変マウスや培養細胞を用いた実験
・CRISPR-Cas9システム
・Bioinformatics
• 当研究室での研究内容に興味を持ち、意欲を持って研究を推進できる方。
• 英語で他の研究者とコミュニケーションがとれ、チームでの研究ができる方。

【問い合わせ】
詳しい研究内容については、遠慮なく直接お問い合わせ下さい(日本語可)。適任者が決まり次第、募集を締め切りますので、まずは応募の意思とCVを川澄正興(Masaoki Kawasumi)宛てにメールでお送り下さい。アメリカで研究に没頭したい、将来にわたってアカデミアで活躍していきたいという熱意ある人材の応募をお待ちしております。

川澄 正興
Masaoki Kawasumi, MD, PhD
Assistant Professor of Medicine/Dermatology
University of Washington
Email: kawasumi@u.washington.edu

投稿者:川澄 正興(kawasumi@u.washington.edu)

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