2014.07.30

コロンビア大学 ポスドク、大学院生募集

Columbia University (NY, USA) の藤崎研究室では、博士研究員(ポスドク)及び大学院生を募集しています。

当研究室では、stem cell nicheのimmune privilege(免疫特権)を追求すべく、生体マウス内の細胞動態をリアルタイムに可視化する顕微鏡、intravital multiphoton/confocal microscopyを用いて研究を行っています。

幹細胞が存在する微小環境、stem cell nicheは、stem cellの機能を制御する場として研究されてきました。しかし、nicheの免疫学的寄与は未検討のままです。興味深い事に、stem cellを含む組織、精巣や胎盤は、免疫特権部位と呼ばれる強い免疫抑制環境であり、免疫攻撃からstem cellを保護することが知られます。当研究室では、stem cell nicheも、精巣や胎盤同様、免疫特権部位ではないかという仮説を追求しています。nicheに免疫特権がもし存在するならば、それは、1)癌を免疫攻撃から防ぎ、2)幹細胞に対する自己免疫を予防し、3)同種異系幹細胞移植後の拒絶を抑制する、革新的な原理かもしれません。

私は近年、骨髄内のhematopoietic stem cell nicheに免疫特権が存在することを示しました(Fujisaki etc. Nature. 474, 216-219, 2011 )。intravital microscopyを用い、生体マウス内のhematopoietic stem cell nicheに制御性T細胞が集積し、免疫攻撃からstem cellを保護していることを示しました。当研究室では、このhematopoietic stem cell nicheの免疫特権機構の更なる解明を目指します。intravital microscopyを用い、stem cell nicheで制御性T細胞が如何に他の免疫細胞を抑制するか可視化します。nicheの免疫特権の臨床的意義、特に癌免疫、移植免疫との関連を明らかにし、画期的な免疫寛容の解明、革新的な治療開発を追求します。

採用時期:2014年8月より随時

応募資格:ポスドクは、上記の研究に興味のある PhD, MD, MD-PhD 取得者、あるいは着任までに取得見込みの方。分野融合領域の研究、新しい技術の習得に興味のある方、とにかくやる気のある方、歓迎致します。stem cell research、免疫研究、in vivo microscopyの経験は必ずしも問いません。

応募方法:CVを jf2819@cumc.columbia.edu まで送付してください。(日本語可)ご質問などお気軽にご連絡ください。

参考文献: Fujisaki J*, etc. In vivo imaging of Treg cells providing immune privilege to the haematopoietic stem-cell niche. Nature. 474, 216-219, 2011 June.

Joji Fujisaki, MD PhD
Assistant Professor
Division of Hematology and Oncology
Department of Pediatrics
Director of In Vivo Imaging
Columbia Center for Translational Immunology
Columbia University College of Physicians and Surgeons

投稿者:藤崎譲士(jf2819@cumc.columbia.edu)

2014.07.29

ミシガン大学 歯学部 ポスドク募集

University of Michigan School of Dentistry
Department of Orthodontics & Pediatric Dentistry

当方、本年7月よりマサチューセッツ総合病院よりミシガン大学に移り、独立して研究室のセットアップを行っています。骨軟骨の未知の課題に挑む複数の未完のプロジェクトを完遂すべく研究に取り組む意欲です。ポスドク(博士研究員)として力を貸してくださる方を募集しています。興味のある方は是非ご連絡ください。

研究テーマ:骨および軟骨の幹細胞とその分子制御機構
骨格系の幹細胞は骨や軟骨の成長や損傷修復などに深く関与し、また造血系細胞を制御するなど多様な作用を持つと考えられていますが、そのin vivoにおけるその実態は未だに明らかになっていません。当研究室では、骨格系の幹細胞の起源と異質性を追求し、これらの細胞の維持および分化運命を司る分子制御機構を解明することを目標としたプロジェクトに取り組みます。長期的にはこれら骨格系の幹細胞の骨軟骨疾患との関与を明らかにし、再生医学への応用の可能性を探りたいと考えています。

採用時期:随時
応募資格:骨軟骨に関連する研究に興味がある方で、医師、歯科医師、獣医師あるいは博士号を取得された方。マウスを用いた実験が中心となりますので、その扱いに慣れた方。分子生物学および細胞生物学の基礎知識を必要とします。共焦点顕微鏡、フローサイトメトリーなどの経験がある方を希望しますが、必須ではありません。
赴任地:ミシガン州アナーバー、ミシガン大学歯学部(メディカルキャンパスの中心に位置し、研究環境は非常に良好です)
連絡先:noriono{at}umich.eduまで履歴書と自己紹介文をお送りください。ご質問も承ります。
参考文献:
Vasculature-associated cells expressing nestin in developing bones encompass early cells in the osteoblast and endothelial lineage.
Ono N, Ono W, Mizoguchi T, Nagasawa T, Frenette PS, Kronenberg HM.
Dev Cell. 2014 May 12;29(3):330-9.

Noriaki Ono, DDS, PhD
Assistant Professor
Department of Orthodontics & Pediatric Dentistry
University of Michigan School of Dentistry

投稿者:小野 法明(noriono@umich.edu)

2014.07.26

University of Massachusetts Medical School ポスドク募集

マサチューセッツ州立大学・メディカルスクール(UMMS), 二井研究室は、NIHグラント獲得により、ポスドク研究員を1名募集しています。当研究室では、マウス海馬領域における興奮性・抑制性シナプス伝達バランスを制御する分子機構を明らかにし、精神疾患の病態生理を確立することを目指しています。

[研究テーマ]
1) シナプス接着因子の興奮性及び抑制性シナプス機能に果たす役割の解明
2) エピゲノム制御因子の恒常性シナプス可塑性に果たす役割の解明
3) 抑制性細胞における興奮性シナプス機能の解析
いずれのテーマも十分な予備データの上に行われており、研究に参加して頂ける方を急募しています。

[応募資格]
医理工農薬などの領域で博士の学位を取得されている方、取得見込みの方。生化学、電気生理学、分子生物学手法に精通した方。神経科学の経験は問いません。分子生物学、細胞生物学、生化学のいずれかに精通しており、電気生理と組み合わせて独創的な研究を行いたい方を優先します。

[着任時期]
できるだけ早い時期を希望しますが、応募者の事情は考慮します。

[応募期間]
採用者が決定次第、応募を締め切ります。

[応募方法]
1) 履歴書
2) 業績リスト
3) これまでの研究内容
4) 自己推薦状(志望動機、キャリア展望、抱負など)
5) 照会先(3名の氏名、所属、連絡先を明記してください。)
以上1)-5)をe-mailにて下記メールアドレスまで送付ください。

[採用への流れ]
書類選考後、Skypeにて面接を行います。当研究室にて最終審査を行い採用を決定いたします。
給与は、NIHとUMMS規定により決定します。

[問い合わせ]
Kensuke Futai PhD.
Department of Psychiatry
Brudnick Neuropsychiatric Research Institute
University of Massachusetts Medical School
303 Belmont Street
Worcester, MA 01604-1676, USA
Phone: office 508-856-7774
email: Kensuke.Futai@umassmed.edu
http://profiles.umassmed.edu/profiles/display/130154

投稿者:二井健介(Kensuke.Futai@umassmed.edu)

2014.07.22

Oregon Health & Science Universityポスドク募集

Oregon Health & Science University (OHSU) School of Medicine, Department of Molecular & Medical Genetics(オレゴン州ポートランド)Nakai研究室では、本年3月に募集致しましたポスドクとは別枠で、下記の新しい遺伝子治療プロジェクトを中心となって進めて頂けるポスドクを1名募集致します。採用期間は2014年10月より2年ですが、プロジェクトの成果次第で任期更新可能です。

A post-doctoral fellow position will become available on October 1, 2014 in the laboratory of Dr. Hiroyuki Nakai at the Department of Molecular and Medical Genetics, Oregon Health and Sciences University (OHSU) for a highly motivated individual who can work in a new project aimed at engineering adeno-associated virus (AAV) vectors able to target the mammalian hypothalamus with sterilizing molecules. This new project is a joint effort with a team led by Dr. Sergio Ojeda at Oregon National Primate Research Center (ONPRC). The Nakai lab studies the biology of AAV and its application for gene therapy. In particular, the Nakai lab takes non-traditional multi-disciplinary approaches to study AAV and gene therapy using next-generation sequencing (NGS) technology, barcoding, computer simulation and modeling, bioinformatics and biostatistics in addition to traditional low-throughput structural and functional biology-based approaches. The Ojeda lab focuses on elucidating the molecular!
and genetic mechanisms that control mammalian puberty by operating within neuronal and glial networks of the hypothalamus. The ultimate goal of our joint team effort is to establish a nonsurgical method for permanent sterilization of dogs and cats using an AAV-based gene delivery approach. This research is supported by a grant from the Found Animals Michelson Foundation.

[ 採用人数]ポスドク1名
[採用期間]2年 (グラント更新により延長可能)。 給与等は大学の規定に従います。
[ 資格 ]分子生物学、細胞生物学実験の経験を十分にもち、上記研究に興味のある医師、獣医師、博士号取得(見込)者。
[応募締切]該当者が決まり次第締め切ります。
[応募方法]下記書類を添付ファイルとして応募先e-mailアドレスに送って下さい。
(1) 履歴書(日本語または英語)
(2) 研究業績サマリーと当研究室で研究をするにあたっての抱負(A4 1ないし2枚程度、 日本語または英語 )
(3) 指導教官など、推薦状を英語または日本語で書いて頂ける推薦者2-3人の氏名と連絡方法

質問がごさいましたら、 下記応募先までお問い合わせください(日本語可)。

[応募先: Contact information] 
Hiroyuki Nakai, M.D., Ph.D.
Associate Professor
Department of Molecular & Medical Genetics
Oregon Health & Science University School of Medicine
Associate Scientist
Division of Neuroscience
Oregon National Primate Research Center
Email: nakaih@ohsu.edu


投稿者:Hiroyuki Nakai(nakaih@ohsu.edu)

2014.07.17

国立国際医療研究センター臨床研究センター医学統計研究室ポスドク募集

ポスドク(特任研究員・上級研究員)募集
国立国際医療研究センター
臨床研究センター
医学統計研究室

研究内容:
1)オミックスデータ(主に網羅的DNAメチル化データや遺伝子多型データ)の品質管理に関する手法や統計学的解析方法に関する研究
2)臨床試験のデザインや統計解析手法に関する研究

応募資格:
特任研究員
1)統計学・情報学あるいは関連する修士以上の学位を有すること
2)Rでプログラムが書けることが望ましい。
上級研究員
1)統計学あるいは関連する博士以上の学位を有すること
2)MPHあるいはMHSの学位を有することが望ましい

任期:採用時から2016年3月まで(更新の可能性あり)
採用時期:できるだけ早い時期
給与・待遇:国立国際医療研究センターの規定に従って決定されます
(学位・学位取得後からの年数による)

勤務地:東京都新宿区戸山1-21-1

応募書類:
CV
推薦者および推薦者の連絡先
主要論文の別刷り

興味のある方は
田中紀子(biostat@hosp.ncgm.go.jp)まで
応募書類を電子ファイルにてお送りください。
問い合わせだけでも受け付けます。

田中紀子
国立国際医療研究センター
臨床研究センター
医学統計研究室
東京都新宿区戸山1-21-1
biostat@hosp.ncgm.go.jp


投稿者:田中紀子

2014.07.07

東京理科大学生命医科学研究所 実験動物学研究分門 助教またはポスドク公募

機関名(Institution):東京理科大学生命医科学研究所
機関URL(Institution URL): http://www.ribs.tus.ac.jp/

部署名(Department):実験動物学研究部門
部門URL(Department URL): http://www.rs.tus.ac.jp/iwakuralab/

機関の説明(募集の背景)(Outline):
本研究室は、自己免疫やアレルギーの発症機構の解析を中心に研究を進めており、特に、サイトカインやC型レクチン受容体の免疫応答に於ける役割を解明することにより、新規治療法や機能性食品の開発に結びつけたい、と考えております。(Saijo et al., Nat. Immunol., 2007, 8:39-46, Fujikado et al., Nat. Med., 2008, 14:176-180, Ishigame et al., Immunity, 2009, 30:108-119, Saijo et al., Immunity, 2010, 32:681-691, Iwakura et al., Immunity, 2011, 34:149-162.)

仕事内容(Content of work):
本公募は、サイトカインやC型レクチンなどの遺伝子欠損マウスを用いて、自己免疫やアレルギー、発癌などと腸管免疫との関係を解析して頂ける方を募集します。マウスを用いた免疫学的解析、分子生物学的解析、細胞培養、フローサイトメトリー、ELISA、免疫染色等を習得している方を希望します。また、遺伝子改変マウスの作製に興味のある方を歓迎致します。助教およびポスドクいずれも、組織の運営および学生の指導に積極的に参加していただきます。また、海外からの応募も歓迎いたします。

職種(Job type): 助教または、ポスドク(東京理科大学雇用)

勤務形態(Rank): 常勤(任期あり)3年(助教の場合、研究進捗に応じて再任の可能性有り)

勤務地(Work area): 関東-千葉

勤務地住所等(Address): 〒278-0022 千葉県野田市山崎2669

募集人員(Number of position): 2名

応募資格(Qualifications): 博士の学位を有し、分子生物学、生化学および免疫学分野の研究に従事した経験を持つ事が望ましい。

待遇(Treatment): 給与は、学校法人東京理科大学の規定に沿う。

募集期間(Dead line for application):
2014年7月8日から
適任者が決定次第募集を閉め切ります。

着任時期(Starting date):
なるべく早く
応相談

応募書類(送付先を含む)(Application Materials):
履歴書(写真付)
研究業績目録
競争的資金の獲得状況
従来までの研究内容(1000文字以内)
着任後の研究および教育への抱負(1000文字以内)
所見を求めうる方2名の氏名、所属、連絡先、E-mailアドレス等を記入

Emailにて、下記まで送付してください。

東京理科大学生命医科学研究所
実験動物学研究部門
教授 岩倉 洋一郎
Email: iwakura@rs.tus.ac.jp

選考内容(Selection process): 書類選考および面接(書類選考後、随時面接が必要な方に連絡いたします。)面接に伴う交通費等選考にかかる費用は自己負担となります。海外の方はSkypeでの面接も可能です。

連絡先(Where to make contact):
業務内容等については、下記宛にお問い合わせください。
東京理科大学生命医科学研究所 実験動物学研究部門
秘書 三上 優子
Email: ucomikami@rs.tus.ac.jp

投稿者:岩倉 洋一郎(iwakura@rs.tus.ac.jp)

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