カリフォルニア大学マーセド校 脳神経病理研究室 ポスドク募集
カリフォルニア大学マーセド校理学部北澤研究室ではポスドクを1名募集しています。
研究内容
細胞、マウスモデルを使った病理基礎研究
アルツハイマー病、前頭側頭型認知症などの発症メカニズムの研究をしています。特に脳の炎症(ミクログリア)が神経細胞にもたらす病理変化、またはグリア細胞と神経細胞のクロストークによる神経細胞の病理変化などを主に分子、細胞生物学の観点から研究を進めています。また、VCP (valosin-containing protein)の変異による、ERストレス、カルシウムホメオステーシス、炎症への影響、およびそれらの変化がどのように神経細胞死を誘発するのかの研究もおこなっています。
研究環境
カリフォルニア大学マーセド校(UCM)は2005年に開校した、最も新しいUCです。当研究室は現在、大学からの研究助成金、米国国立衛生研究所(NIH)からの研究費、およびAlzheimer’s Associationからの研究費を取得して研究を続けています。
生活環境
大学のあるマーセドはヨセミテ国立公園の麓にある自然豊かな町です。人口は約8万人と小さな町ですが、これから学生数が増えるにつれ、発展していく町です。アパートなどの生活費も安く、サンフランシスコまでは車で2時間半、フレズノまでは1時間ほどの場所に位置しています。
応募資格
MDまたはPhD(取得見込みを含む)取得後3年以内の方
脳神経系またはそれに類する基礎研究の経験者
分子および細胞生物学、クローニング、細胞培養、トランスジェニックマウスを使った実験(脳への手術などを含む)、ウイルスベクターの作成などの基本技術を習得している方
カルシウムイメージング、またはグリア-ニューロンクロストークを研究していた、もしくは興味がある方
待遇
大学の規定に基づきます(初年度ポスドクは年約4万ドル)。各種ベネフィットあり(健康保険等完備)。
任期
1年から(1年契約ですが、長く研究できる方を優先します)
勤務地
カリフォルニア州マーセド
応募書類
興味がある方は、履歴書に、応募理由、今後の展望、学歴、研究歴(論文のリスト)、実験技術、推薦者(2-3名の名前と連絡先)を簡潔にまとめ、以下のリンクから応募してください(英語)。
http://jobs.ucmerced.edu/n/academic/position.jsf?positionId=4723
ご質問、ご不明な点のある方は気軽にご連絡ください。
連絡先
北澤雅史
Masashi Kitazawa, Ph.D.
Assistant Professor
School of Natural Sciences
University of California, Merced
Email: mkitazawa@ucmerced.edu