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テマセク生命科学研究所 研究員の公募(発生細胞生物学)

【職種】ポスドク研究員

【研究機関】シンガポール テマセク生命科学研究所(参照:http://www.tll.org.sg/)

【研究室の概要】シンガポールの国際的研究機関「テマセク生命科学研究所」では、生物現象の本質を分子細胞レベルで解明することを目標に、幅広い研究活動を行っています。当該研究所で昨年8月からスタートした研究室(主任研究員:茂木文夫)では、テマセク生命科学研究所とシンガポール国立大学・メカノバイオロジー研究所との密接な共同研究体制を利用して、「受精卵が非対称化することにより体細胞と生殖細胞を作り分ける仕組みを理解する」研究を行っています。現在はポスドク一人、技官一人の小さい研究室ですが、ポスドク研究員を更に一名募集します。(参照:http://www.tll.org.sg/research/research-group-leaders/)

【職務内容】 受精卵は、受精をきっかけとして細胞内をふたつの領域に区画化し、この空間的非対称性を使って細胞種および機能の多様性を生み出します。この受精卵の非対称化は、胚発生におけるボディープランの基盤となるにも関わらず、一連の過程を制御する仕組みは未だ明らかではありません。本研究プロジェクトでは、線虫 C. elegans 受精卵をモデル系とし、受精卵が非対称化することで体細胞と生殖細胞を作り分ける分子メカニズムの理解を目標とします。発生遺伝学と生化学的を基盤とし、最先端の分子細胞イメージング・解析技術を最大限に活用した、統合的なアプローチを行います。参考文献を以下に掲載しますが、更に詳細な研究プロジェクトの内容については気軽に問い合わせして下さい。
Motegi et al. (2011) Nat. Cell Biol 13: 1361-1367
Zonies, Motegi, et al. (2010) Development 137: 1669-77
Motegi & Seydoux (2007) J. Cell Biol 179: 367-369
Motegi & Sugimoto (2006) Nat. Cell Biol 8: 978-985
Motegi et al. (2006) Dev. Cell 10: 509-520

【待遇と給与】常勤(任期あり)、テマセク生命科学研究所の規定に準じます

【応募資格】PhD取得者、または取得見込みの方。第一著者の英語論文を一報以上持っていること。

【応募書類】1)履歴書、2)研究業績目録とこれまでの研究概要(A4一枚程度)、3)志望動機と今後の抱負(A4一枚程度)、4)照会可能な方3名の氏名および連絡先 、 以上4種の書類を下記e-mail宛に送付してください(fmotegi@tll.org.sg)。

【選考内容】テマセク生命科学研究所の規定に準じます(書類選考後、面接とセミナー)。

【連絡先】ご質問等はe-mailで気軽に問い合わせして下さい(fmotegi@tll.org.sg)。


投稿者:Fumio Motegi(fmotegi@tll.org.sg)

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