Max Planck Florida Institute ポスドク募集
Max Planck Florida Institute(MPFI)は、Max Planck Societyの新たな試みとして米国フロリダに設立された神経回路研究に特化した研究所です。キャンパス内にはScripps Florida Institute, Florida Atlantic Universityもあり、活発な研究交流が行われており、米国における生物医学研究の新たな一大拠点となることが期待されています。 また、ドイツ本国にある、各Max Planck Instituteとも強固な協力関係にあり、国際性豊かな研究環境を有しています。パッチクランプ法を開発したノーベル賞受賞者のBert Sackmann博士も現在、MPFIに研究室を持ち、活発に活動されております。2012年8月からリサーチグループリーダーとしてMPFIに参加する谷口弘樹の研究室では、現在、ポスドクを募集しております。恵まれた研究環境を生かし、オリジナリティの高い研究を追求し、その過程を“いっしょに楽しめる”方を歓迎します。将来、研究室主宰者となり、神経回路研究の流れを自分で作りたいと考えている野心のある方、この機会を利用してみませんか? なお、谷口は現在、日本の“さきがけ”プロジェクトの研究責任者としても参加しており下記の問題に取り組んでいます。
研究内容:GABA作動性抑制性神経細胞には多くのサブタイプが存在し、それぞれのサブタイプは独自の運命決定機構、神経支配パターン、機能を持っています。また、これらの多様性は神経回路機能の多様性に大きく貢献すると考えられています。われわれはこれまで、GABA神経細胞の主要なサブタイプを遺伝学的に操作するためのマウスラインを開発してきました(Taniguchi et al.,Neuron, 2011)。今後、これらのマウスを利用し、遺伝学、分子生物学、ウイルス学、イメージング技術と組み合わせ、GABA神経細胞サブタイプの発生、神経回路発達、機能を解明していきたいと考えています。
勤務地:米国フロリダ州ジュピター。海と自然に囲まれた年中暖かな場所にあります。トップクラスの公立学校の学区内にあり、治安もよく、ご家族のおられる方も安心かと思います。
採用時期:2012年9月以後
待遇:MPFIの規定に準ずる。
応募資格:博士課程修了、もしくは修了見込み者。必須ではありませんが、二光子顕微鏡イメージング経験者を歓迎します。神経発生学が専門だが、今後神経回路機能を見据えた神経発生学を展開していきたいと考えている方、電気生理学が専門だが、マウス遺伝学、最新のイメージング技術を活用して神経機能に迫っていきたいと考えている方などの応募もお待ちしております。
応募書類:1.CV(業績リスト、実験手技、推薦者3名の連絡先を含む)
2.これまでの研究内容(1-2ページ)
3.志望動機(1-2ページ)
以上を英文でまとめ、PDFをe-mailで送付してください。
連絡先:谷口弘樹 (Hiroki Taniguchi, Ph.D)
e-mail: taniguchimpfi@gmail.com
tel:1-516-367-8368(7月まで)
tel:1-561-972-9260(8月以後)