ノースカロライナ州立大学 ポスドク、大学院生募集
募集
ポストドクトラルフェロー 1-2名
大学院学生(日本の大学に在籍しながら、あるいはマスター修了後)1-2名
場所
ノースカロライナ州立大学、Department of Environmental and Molecular Toxicology, Raleigh, USA
Raleigh(ラリー)はノースカロライナ州の州都で気候や街の様子は例えばWikipediaに大変詳しく書かれています。日本人も結構住んでおり、緑がたくさんあって大変暮らしやすい所です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ローリー(ノースカロライナ州)
我々の学部のweb siteも参考になるかもしれません。
http://service004.hpc.ncsu.edu/toxicology/about/facilities.htm
研究内容
1)酸化ストレスと遺伝子転写制御機構、特にantioxidant response enhancer elementによって制御されている一連の抗酸化機能を担う遺伝子のクロマチンリモデリングによる発現調節機構。
2)HIPK2 (homeodomain interacting protein kinase 2) によるCREB/ATF1転写調節因子のリン酸化とgenotoxic stress による新しいシグナリング経路の解析。
3)環境汚染物質、特にヒ素やビスフェノールAに対する細胞応答機構を遺伝子発現調節、シグナリング経路から解析。
4)鉄代謝異常による酸化ストレスとアルツハイマーやパーキンソン病などの神経細胞障害のメカニズム解析。
5)フリードリックアタキシア(Friedreich ataxia)の原因遺伝子フラタキシン(frataxin)の機能解析と遺伝子転写調節機構。
実験系
培養細胞とノックアウトマウスを使った動物モデル
研究室
あたり前ですが研究室での会話はすべて英語です。週1回のlab meetingももちろん英語です。2-3年後にはかなり英語が話せて聞けるようになっているはずです(これまで例外なし)。英語でのプレゼンテーションも難なくできるようになります。 研究室は広く、個人の実験台のスペースも大変恵まれていると思います。設備や実験機器の充実はもちろんのこと、実験プロトコールやプラスミド/抗体などの管理と整理ができていますので初めての実験でも効率よく入っていけます。
研究室:http://service004.hpc.ncsu.edu/toxicology/faculty/tsuji/index.htm
学部:http://service004.hpc.ncsu.edu/toxicology/
生活のサポート
ポストドクトラルフェロー:応募者の経験ならびにノースカロライナ州立大学とNIHの給与規定に従います。我々の研究内容に関心があれば経験は必ずしも必要ありません。こちらで指導します。
学生さん:こちらの大学院コースに簡単に転入する事はできませんので、日本の大学院に在籍したままか、日本でマスターをとったあとでこちらの研究で博士論文を出してPhDをとるのはどうかと考えています(経験有り)。研究に打ち込んでもらうためにこちらの大学院生に相当する給与を考えています。現在の日本の指導教官との相談もさせていただきます。
ビザの発行書類などは私とノースカロライナ州立大学が責任をもってやります。こちらに来てからの生活のセットアップなどは私やラボメンバーが手伝いますので心配には及びません。
References
K. Hailemariam, K. Iwasaki, B-W. Huang, K. Sakamoto, and Y. Tsuji
“Transcriptional Regulation of Ferritin and Antioxidant Genes by HIPK2 under Genotoxic Stress” J. Cell Sci., (2010) in press
K. Sakamoto, B-W. Huang, K. Iwasaki, K. Hailemariam, J-N. Tsuji and Y. Tsuji “Regulation of Genotoxic Stress Response by Homeodomain-interacting Protein Kinase 2 through Phosphorylation of Cyclic AMP Response Element-binding Protein at Serine 271” Mol. Biol. Cell 21: 2966-2974 (2010)
K. Sakamoto, K. Iwasaki, H. Sugiyama and Y. Tsuji
“Role of the Tumor Suppressor PTEN in Antioxidant Responsive Element-mediated Transcription and Associated Histone Modifications”
Mol. Biol. Cell 20: 1606-1617 (2009)
K. Iwasaki, K. Hailemariam and Y. Tsuji.
“PIAS3 Interacts with ATF1 and Regulates an Antioxidant Responsive Element of the Human Ferritin H Gene”
J. Biol. Chem., 282: 22335-22343 (2007)
K. Iwasaki, E. L. MacKenzie, K. Hailemariam, K. Sakamoto and Y. Tsuji.
“Hemin-mediated Regulation of an Antioxidant Responsive Element of the Human Ferritin H Gene and Role of Ref-1 during Erythroid Differentiation of K562 Cells”
Mol. Cell. Biol., 26: 2845-2856 (2006).
Y. Tsuji.
“JunD Activates Transcription of the Human Ferritin H Gene through an Antioxidant Response Element during Oxidative Stress”
Oncogene, 24: 7567-7578 (2005)
問い合わせ
問い合わせには必ず返事します。
Yoshiaki Tsuji, PhD (辻 良明)
Associate Professor
Department of Environmental and Molecular Toxicology
North Carolina State University
Campus Box 7633, Raleigh, NC 27695
Yoshiaki_tsuji@ncsu.edu
http://service004.hpc.ncsu.edu/toxicology/faculty/tsuji/index.htm