アメリカ国立癌研究所(NIH) ポスドク募集
ラボ
Radiation Biology Branch, National Cancer Institute, NIH
Supervisor
直属:Dr. Murali C. Krishna 大ボス:Dr. James B. Mitchell
募集人数
2人 (来年1~4月頃から来れ、最低2年滞在できる方)
募集要件
ポスドク1(医療、生物系)
1) 分子生物、生化学の知識 or 癌の専門 2)動物の取り扱い(最低、マウス尾静注)
ポスドク 2 (物理系)
1)MRI / ESRの知識&経験 or 電子工学、システムエンジニア
2)動物の取り扱い(MRIのパルスシークエンスが書ける方や純エンジニアは不問)
*このポスドク2は頑張り次第でNIHの正規職員になれます。
ボスは実験技術はこちらで学べば良いという考えで、何より人柄とモチベーションを重視します。
給与
NIH基準。(博士/医師免許等を取得後の年数、職歴、業績により$42,000~50,000/年程度)
(着任後は半年毎に仕事ぶりに応じて昇給していきます)
NIHでの研究予定内容
1)Hyperpolarized 13C-MRI(癌の糖代謝イメージング)
2)Pulsed ESR oxygen imaging(癌の低酸素イメージング)
Krishna博士は活性酸素の研究で有名な方ですが、最近はその手の仕事はあまりしておらず、ESR&MRIを用いた癌の新しい診断技術の開発が主な仕事です。最近の論文はKrishna MC & Mitchell JBで検索してください。グループは平均5-7人ほどですがCancer Res.以上の論文を毎年2~3報出しています。日本の研究者を高く評価しており、常に2-3人の日本人のポスドクを雇っています。
研究内容となるHyperpolarized 13C-MRIは今秋よりUCSFで臨床応用が始まる予定の新分野で、NIHは少し遅れて一昨年Hyperpolarizerを購入し、もしUCSFの臨床がうまくいけば、次はNIHで臨床応用が始まる予定です。
ESRは、最近、癌の酸素濃度イメージングがNIHから高く評価され、先日、NIHとGE Healthcareとの間で臨床へ向けた共同開発の契約が結ばれ、数年後に臨床試験を始められるよう、人用の装置開発と基礎&応用データの収集を急いでいるところです。
研究所はワシントンDC郊外のベセスダにあり、安全で、程よく都会かつ緑の多い住みやすい場所です。
興味がありましたら、応募書類(英語)1)CV(履歴書)、2)これまでの研究の要約、3)推薦者3名の連絡先を、松元慎吾 (matsumosアットmail.nih.gov)までお送りください。
*メールの際は、アットを@に換えてください。