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University of Pittsburgh School of Medicine ポスドク募集

ピッツバーグはペンシルバニア州西部にある州内第2の都市で、ピッツバーグ大学 、カーネギーメロン大学、そしてピッツバーグ大学医療センターを中心に栄える学園都市です。日本人人口は西海岸やNYほどではありませんが、日本人留学生、研究者、 日系企業関係者、医師など数千人の日本人が住んでいます。 私の所属するDepartment of Microbiology and Molecular Genetics (http://www.mmg.pitt.edu) は、市内を流れる川沿いの新しいビルディングに移動したばかりで、ウォーターフロントの美しい環境のもとで研究ができます。昨年12月に出させて頂いた広告により、この3月から新しい日本人のポスドクの方にきて頂きましたが、もう一つ席が空きますので募集をさせて頂きます。

[研究内容]
私の研究室では、アデノ随伴ウィルス(AAV)の基礎生物学と、その遺伝子治療、細胞治療、および基礎生物学研究への応用について研究をしています。外来ウィルスDNAと宿主細胞との相互作用、特に、ウィルスゲノムがトリガーとなるDNA損傷シグナルの伝達とDNA組換えやDNA損傷修復機構の解明といった分子生物学的研究に加え、最近ではライブセルイメージング等による AAVウィルス粒子の血管内皮細胞透過のメカニズムの解明といった細胞生物学的研究も開始しています。究極的な目標は、 AAVベクターによる遺伝子導入メカニズムの完全解明ですが、AAVの研究を通して、これまであまり知られていなかった生命現象の発見や、十分に理解されていなかった生命現象の解明もあり得るのではないかと考えています。応用部門では、AAVベクターを用いた血友病、筋ジストロフィー、虚血性心疾患、心筋症、嚢胞性線維症、糖尿病の遺伝子治療の研究、細胞治療への利用を目的とした幹細胞の心筋への分化誘導の研究を、共同研究として行っています。最近ではiPSのノウハウを教わり、AAVを用いた効率のよいiPSゲノムエンジニアリング��方法確立にも取り込もうかと考えています。

[ 採用人数]ポスドク1名
[採用期間]2010年6-7月から1-3年。 給与等はピッツバーグ大学の規定に従います。
[ 資格 ]分子生物学、細胞生物学実験の経験を十分にもち、上記研究に興味のある博士号取得(見込)者で、高い意欲のある人材を求めます。
[応募締切]該当者が決まり次第締め切ります。
[応募方法]下記E-mailアドレスまで以下の書類を添付してお送りください。
(1) 履歴書
(2) 研究業績サマリー(A4 1枚程度)
(3) 指導教官など、推薦者2-3人の氏名と連絡方法

質問がごさいましたら、 nakaih@pitt.eduまでお問い合わせください(日本語可)。

[応募先] 
ピッツバーグ大学医学部 微生物学・分子遺伝学
中井浩之
Hiroyuki Nakai, M.D., Ph.D.
Department of Microbiology and Molecular Genetics
University of Pittsburgh School of Medicine
Email: nakaih@pitt.edu
Lab information: http://www.mmg.pitt.edu/personnel/view.asp?uid=nakaih

投稿者:中井浩之(nakaih@pitt.edu)

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