埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門 助教募集
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門では助教を募集しています
研究内容:当研究室では、ウイルスベクターを利用したヒト幹細胞染色体上の遺伝子修復技術の開発に関する基礎研究と、遺伝子治療と再生医療への応用へ向けた研究を行っており、ヒトES細胞やiPS細胞における遺伝子発現と染色体操作の効率を大幅に改善することに成功しました(http://www.nedo.go.jp/informations/press/200826_2/200826_2.html)。これらの研究をさらに推進し、真に重要でユニークな研究を開拓出来る助教を募集します。
現在進行中の主なプロジェクトは以下の通りです。
1.ウイルスベクターを用いたヒト多能性幹細胞の染色体操作と創薬への応用
2.幹細胞における遺伝子修復による造血系遺伝病治療法の開発
3.アデノウイルスによる高頻度な相同組換えのメカニズムの解明
参考文献:
• Paiboonsukwong et al., “Correction of mutant Fanconi anemia gene by homologous recombination in human hematopoietic cells using adeno-associated virus vector.” J Gene Med. 11: 1012, 2009.
• Mitsui et al., “Gene targeting in human pluripotent stem cells with adeno-associated virus vectors.” Biochem Biophys Res Commun. 388:711, 2009.
• Suzuki et al., “Highly efficient transient gene expression and gene targeting in primate embryonic stem cells with helper-dependent adenoviral vectors.” Proc Natl Acad Sci U S A. 105:13781, 2008.
• Ohbayashi et al., “Correction of chromosomal mutation and random integration in embryonic stem cells with helper-dependent adenoviral vectors.” Proc Natl Acad Sci U S A. 102:13628, 2005.
待遇:埼玉医科大学の規定に基づく給与を支給。任期は2年で複数回更新可。
応募資格:ウイルスベクター、幹細胞を用いた研究の経験がある方で、留学経験のある方が望ましいです。
着任時期:2010年6月以降。相談に応じます。
提出書類:(1) 履歴書、(2) 研究業績リスト、(3) 自己PRならびに今後の抱負などについて(A4、1~2枚程度)、(4) 推薦書または所見を求められる方2名(出来れば異なる研究室の2名)の連絡先、を下記連絡先まで郵送または E-mail で送付してください。書類選考の上、面接で決定します。
応募締切:採用者を決定次第締め切ります。
問合先:
三谷幸之介
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター
遺伝子治療部門
e-mail: mitani@saitama-med.ac.jp
http://www.saitama-med.ac.jp/genome/Div06_GT/index.html