2010.03.29

キャリアプランニングプログラム2010サンフランシスコ開催のお知らせ

================================
キャリアプランニングプログラム2010サンフランシスコ開催のお知らせ
CPP2009 San Francisco(http://cppweb.jpn.org/)
================================

 CPPとは大学院生、ポスドク、研究者の皆様に最適なキャリア形成をしていただくためのキャリアセミナー&ジョブフェアです。2005年からスタートし、日本の民間企業での研究職を目指す大学院生、ポスドクをはじめ、大学教授に至るまで500人近くの方々にご参加をいただき、研究者、科学者の方々のキャリア形成の支援、就職機会の提供をしてきました。

 アカデミアでのキャリア形成は主に成果主義で、どれだけ過去に素晴らしい業績があるかに重点が置かれ、将来が決まっていきますが、民間企業に就職する場合は、それ以上に人物評価に重点が置かれます。民間企業の求める研究者像は研究チームのリーダーであり、将来の会社のリーダーです。日頃からコミュニケーション能力、リーダーシップというものを育み、年齢にふさわしい成長が求められます。修士号、博士号まで取得された方々は本来能力があるはずなのに、必要とされるスキルを磨いていないために望むキャリアを形成できない例をこれまでたくさん見てきました。CPPのキャリアセミナーではその点に重点をおき、どのようにしたら自分らしいキャリアを築けるのかを検討するのに最適な機会を提供しています。

 またこれまで同様にジョブフェアを開催します。参加企業の多くは皆さん研究者のよき理解者です。参加企業のガイダンスを聞いてみて下さい。皆さんへ研究者としてのキャリアの提案が次々となされます。あなたの企業に対する考え方が180度変わるかもしれません。なお、これまで不十分と指摘されてきた海外マスター新卒も今回から十分に対応いたします。また、研究している医師の方、工学部や化学出身の研究者にも参加企業への就職の機会が大きく開かれています。

 すぐに職を探す立場でない人でも自分のこれからのキャリアを考えるよき機会になるはずです。CPPは決して民間企業に就職するためだけのプログラムでなく、社会で活躍するリーダーとして活躍するためのエッセンスを身につけることができます。日本では大学院生、ポスドクの就職難が社会問題になる今日、研究者としてのキャリアを諦める人が続出していますが、もう一度研究者とは何なのか、そのことを考え直し、多くの皆さんに次代を担う研究者としての道を歩んで欲しいと、このプログラムを続けています。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

【日  時】2009年5月21日(金) ~23日(日)
【場  所】シェラトン・パロアルト・ホテル
【主  催】CPP LLC. (合同会社シーピーピー)
【参加企業】アステラス製薬(株)、大塚製薬(株)、第一三共(株)、中外製薬(株)他
(3月25日現在の参加企業です、今後まだ企業の参加発表が続きますので、最新情報はウェブサイトでご確認下さい)
【内  容】21日(金)キャリアセミナー
            (自己分析、コミュニケーション、リーダーシップ、ビジネスセンス)
      22日(土)ジョブフェア
            (企業ガイダンス、パネルディスカッション、交流会、会社説明会)
      23日(日)個別面談、面接
【参加方法】参加は無料です。
      ウェブサイトにアクセスし、事前登録を行ってください。
【 U R L 】http://www.cppweb.jpn.org
【注意事項】参加企業が行う会社説明会、面接などには事前に応募が必要な場合があります。詳細な情報を得るため、必ず参加登録をして必要な情報を入手してください。

投稿者:CPP(info@cppweb.jpn.org)

2010.03.19

北海道大学遺伝子病制御研究所 ポスドク募集

博士研究員(ポスドク)の募集

北海道大学遺伝子病制御研究所は、慢性感染、炎症を契機とした発癌機構の解明に関する共同研究推進拠点に選定されました。感染発癌の研究をさらに推進、発展させることを目的に、博士研究員を募集します。
ご希望の方、もしくはどなたか適切な人材がいれば御推挙いただければ幸いと存じます。

研究内容は、HCV遺伝子トランスジェニックマウスなど感染発癌モデル、Apc/minなど自然発癌モデルなどを利用し、感染・炎症癌の病態解明、新規治療法開発を視野に入れた研究に取り組んでいただきます。
また遺伝子改変マウス(MFG-E8,オステオポンチンやオートファジー関連遺伝子、Infalmmasome関連KOマウスなど)や関連遺伝子ベクター、阻害抗体などが利用可能ですので、上記の研究に加えて、炎症発癌と細胞外マトリックス、DNA damage pathway、Autophagy pathway等を絡めたプロジェクトを立ち上げることも可能です。また複数の腫瘍免疫、基礎生物系の研究室との共同研究が可能です。

立ち上げ時のラボなので、感染症と発癌という大テーマに沿った研究に従事していただければ基本的には自由に研究を展開されてOKです。ラボのセットアップ期という過渡期で大変ですが、作り上げていく充実感があると思われます。

上記の研究に興味のある方は以下までご連絡いただけるようお願いいたします。

・採用条件:年齢35歳上限。博士号取得後もしくは本年度取得予定者のかたが対象となります。
・処遇:北大遺伝子病制御研究所採用・雇用規定による(要相談)
・応募期間:平成21年3月31日まで(メール可)
・採用:原則2年(延長可)

連絡先(なるべくメールにてお願いいたします)

地主 将久,MD, PhD, 准教授
北海道大学遺伝子病制御研究所
附属感染癌センター
〒060-0815
北海道札幌市北区北15条西7丁目
jinushi@igm.hokudai.ac.jp

References:

1. Jinushi M et al. Milk-fat globule EGF-8 triggers tumor destruction through coordinated cell-autonomous and immune-mediated mechanisms. J. Exp. Med., 206: 1317-1326, 2009.
2. Kobayashi N et al. T cell immunoglobulin mucin protein-4 binds phosphatidylserine and mediates uptake of apoptotic cells. Immunity, 27, 927-940, 2007.
3. Jinushi M et al. MFG-E8 mediated uptake of apoptotic cells links the pro- and anti-inflammatory activities of GM-CSF. J. Clin. Invest. 117, 1902-1913, 2007.
4. Jinushi M et al. Therapy-induced antibodies to MHC class I chain related protein A antagonize immune suppression and stimulate antitumor cytotoxicity. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 103, 9190-9195, 2006.

投稿者:地主 将久(jinushi@igm.hokudai.ac.jp

2010.03.18

ダンディー大学 生命科学部 ウェルカムトラストセンター ポスドク募集

出芽酵母における染色体分配の研究
Wellcome Trust Centre for Gene Regulation and Expression
College of Life Sciences, University of Dundee
Dundee, UK
英国 ダンディー大学、生命科学部、ウェルカムトラストセンター

研究内容
細胞分裂がくりかえされる際、常に細胞が同じ染色体セットを維持するためには、細胞分裂に先立って、姉妹染色分体を娘細胞に正確に分配するメカニズムが必要です。このメカニズムの破たんは、癌や先天性疾患など、様々な病気の原因になると考えられています。本研究室では、モデル生物として出芽酵母を用い、酵母からヒトにいたるまで保存された、染色分体分配を制御する基本的なメカニズムを研究しています。特に、高解像度蛍光顕微鏡による染色体動態のリアルタイム解析、質量分析器によるタンパク質リン酸化の解析に力を入れています。酵母を扱った経験の有無は問いません。この分野に興味のある、意欲あるポスドク研究者を募集します。

研究室ウェブサイト:http://www.lifesci.dundee.ac.uk/people/tomo_tanaka/

最近の主な業績と総説
* Kitamura E et al. Kinetochores generate microtubules with distal plus ends: their roles and limited lifetime in mitosis. Dev Cell, 18, 248-59. (2010).
* Tanaka TU & Desai A. Kinetochore-microtubule interactions: the means to the end. Curr Opin Cell Biol, 20, 53-63. (2008)
* Maure J-F et al. Mps1 kinase promotes sister kinetochore bi-orientation by a tension-dependent mechanism. Curr Biol, 17, 2175-82. (2007).
* Kitamura E et al. Kinetochore-microtubule interaction during S phase in Saccharomyces cerevisiae. Genes Dev, 21, 3319-30. (2007).
* Tanaka K et al. Molecular mechanisms of microtubule-dependent kinetochore transport towards spindle poles. J Cell Biol, 178, 269-81. (2007).
* Kitamura E et al. Live-cell imaging reveals replication of individual replicons in eukaryotic replication factories. Cell, 125, 1297-308. (2006)
* Tanaka K et al. Molecular mechanisms of kinetochore capture by spindle microtubules. Nature 434, 987-94. (2005).

応募資格:PhD(もしくはMD)取得者および取得見込みで、Molecular cloning (plasmidの構築など)ができる研究者

提出していただく書類
CV、研究業績、志望動機、推薦者2-3名の氏名と連絡先(E-mailアドレスを含む)

問い合わせ先、書類送付先
田中智之(ダンディー大学、生命科学部教授)
Professor Tomoyuki Tanaka
College of Life Sciences
University of Dundee
Wellcome Trust Biocentre, Dow Street
Dundee DD1 5EH, UK
E-mail: t.tanaka@lifesci.dundee.ac.uk(日本語可)

投稿者:田中智之(t.tanaka@lifesci.dundee.ac.uk)

2010.03.17

University of Pittsburgh School of Medicine ポスドク募集

ピッツバーグはペンシルバニア州西部にある州内第2の都市で、ピッツバーグ大学 、カーネギーメロン大学、そしてピッツバーグ大学医療センターを中心に栄える学園都市です。日本人人口は西海岸やNYほどではありませんが、日本人留学生、研究者、 日系企業関係者、医師など数千人の日本人が住んでいます。 私の所属するDepartment of Microbiology and Molecular Genetics (http://www.mmg.pitt.edu) は、市内を流れる川沿いの新しいビルディングに移動したばかりで、ウォーターフロントの美しい環境のもとで研究ができます。昨年12月に出させて頂いた広告により、この3月から新しい日本人のポスドクの方にきて頂きましたが、もう一つ席が空きますので募集をさせて頂きます。

[研究内容]
私の研究室では、アデノ随伴ウィルス(AAV)の基礎生物学と、その遺伝子治療、細胞治療、および基礎生物学研究への応用について研究をしています。外来ウィルスDNAと宿主細胞との相互作用、特に、ウィルスゲノムがトリガーとなるDNA損傷シグナルの伝達とDNA組換えやDNA損傷修復機構の解明といった分子生物学的研究に加え、最近ではライブセルイメージング等による AAVウィルス粒子の血管内皮細胞透過のメカニズムの解明といった細胞生物学的研究も開始しています。究極的な目標は、 AAVベクターによる遺伝子導入メカニズムの完全解明ですが、AAVの研究を通して、これまであまり知られていなかった生命現象の発見や、十分に理解されていなかった生命現象の解明もあり得るのではないかと考えています。応用部門では、AAVベクターを用いた血友病、筋ジストロフィー、虚血性心疾患、心筋症、嚢胞性線維症、糖尿病の遺伝子治療の研究、細胞治療への利用を目的とした幹細胞の心筋への分化誘導の研究を、共同研究として行っています。最近ではiPSのノウハウを教わり、AAVを用いた効率のよいiPSゲノムエンジニアリング��方法確立にも取り込もうかと考えています。

[ 採用人数]ポスドク1名
[採用期間]2010年6-7月から1-3年。 給与等はピッツバーグ大学の規定に従います。
[ 資格 ]分子生物学、細胞生物学実験の経験を十分にもち、上記研究に興味のある博士号取得(見込)者で、高い意欲のある人材を求めます。
[応募締切]該当者が決まり次第締め切ります。
[応募方法]下記E-mailアドレスまで以下の書類を添付してお送りください。
(1) 履歴書
(2) 研究業績サマリー(A4 1枚程度)
(3) 指導教官など、推薦者2-3人の氏名と連絡方法

質問がごさいましたら、 nakaih@pitt.eduまでお問い合わせください(日本語可)。

[応募先] 
ピッツバーグ大学医学部 微生物学・分子遺伝学
中井浩之
Hiroyuki Nakai, M.D., Ph.D.
Department of Microbiology and Molecular Genetics
University of Pittsburgh School of Medicine
Email: nakaih@pitt.edu
Lab information: http://www.mmg.pitt.edu/personnel/view.asp?uid=nakaih

投稿者:中井浩之(nakaih@pitt.edu)

2010.03.14

Ontario Cancer Institute ポスドク募集

研究内容:癌化或いは細胞分化におけるエピジェネティクスの役割について。
応募資格:博士過程を終了、あるいは終了見込みで、分子生物学,生化学的手法を十分に習得されている方。マウスモデルの経験のある方が望ましいと思いますが必須ではありません。独立して研究テーマを推進できる、意欲あふれる方を期待しています。採用時期は2010年5-6月頃を予定していますが、相談に応じます。
待遇:研究所の規定に従います。2-3年程度。
応募書類:1. 履歴書と発表業績リスト(英語), 2. 推薦者2-3名の連絡先, 3. これまでの研究内容、取得した実験手技と、志望動機(日本語可)をe-mailでお送りください。
ホームページ:http://medbio.utoronto.ca/faculty/okada.html
参考:トロントはカナダの東部に位置した自然豊かな環境で、Sick Kids Children's Hospital、Toronto General Hospital、University of Toronto、Mount Sinai Hospital 等の研究施設が集まっており、研究交流も盛んです。

連絡先:Hitoshi Okada 
Scientist, The Campbell Family Institute for Breast Cancer Research,
Division of Signaling Biology, Ontario Cancer Institute
Assistant Professor, Department of Medical Biophysics, University of Toronto
E-mail: hokada@uhnres.utoronto.ca (日本語可)

投稿者: 岡田 斉(hokada@uhnres.utoronto.ca)

2010.03.13

埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門 助教募集

埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門では助教を募集しています

研究内容:当研究室では、ウイルスベクターを利用したヒト幹細胞染色体上の遺伝子修復技術の開発に関する基礎研究と、遺伝子治療と再生医療への応用へ向けた研究を行っており、ヒトES細胞やiPS細胞における遺伝子発現と染色体操作の効率を大幅に改善することに成功しました(http://www.nedo.go.jp/informations/press/200826_2/200826_2.html)。これらの研究をさらに推進し、真に重要でユニークな研究を開拓出来る助教を募集します。

現在進行中の主なプロジェクトは以下の通りです。

1.ウイルスベクターを用いたヒト多能性幹細胞の染色体操作と創薬への応用
2.幹細胞における遺伝子修復による造血系遺伝病治療法の開発
3.アデノウイルスによる高頻度な相同組換えのメカニズムの解明

参考文献:

• Paiboonsukwong et al., “Correction of mutant Fanconi anemia gene by homologous recombination in human hematopoietic cells using adeno-associated virus vector.” J Gene Med. 11: 1012, 2009.
• Mitsui et al., “Gene targeting in human pluripotent stem cells with adeno-associated virus vectors.” Biochem Biophys Res Commun. 388:711, 2009.
• Suzuki et al., “Highly efficient transient gene expression and gene targeting in primate embryonic stem cells with helper-dependent adenoviral vectors.” Proc Natl Acad Sci U S A. 105:13781, 2008.
• Ohbayashi et al., “Correction of chromosomal mutation and random integration in embryonic stem cells with helper-dependent adenoviral vectors.” Proc Natl Acad Sci U S A. 102:13628, 2005.

待遇:埼玉医科大学の規定に基づく給与を支給。任期は2年で複数回更新可。

応募資格:ウイルスベクター、幹細胞を用いた研究の経験がある方で、留学経験のある方が望ましいです。

着任時期:2010年6月以降。相談に応じます。

提出書類:(1) 履歴書、(2) 研究業績リスト、(3) 自己PRならびに今後の抱負などについて(A4、1~2枚程度)、(4) 推薦書または所見を求められる方2名(出来れば異なる研究室の2名)の連絡先、を下記連絡先まで郵送または E-mail で送付してください。書類選考の上、面接で決定します。

応募締切:採用者を決定次第締め切ります。

問合先:
三谷幸之介
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター
遺伝子治療部門
e-mail: mitani@saitama-med.ac.jp
http://www.saitama-med.ac.jp/genome/Div06_GT/index.html

投稿者:三谷幸之介(mitani@saitama-med.ac.jp)

2010.03.05

Louisiana State University School of Medicine ポスドク募集

A postdoctoral fellow position is available in the Neuroscience Center of Louisiana State University School of Medicine to study the molecular mechanisms that regulate regeneration of the visual pigments and survival or degeneration of photoreceptors in the normal and diseased retinas. The ongoing research projects in the lab include : (1) characterization of two newly identified regulators of the visual cycle--a biochemical pathway that regenerates the visual chromophore acting as a molecular switch for the phototransduction; (2) identification and characterization of new regulator(s) of the visual cycle by expression cloning and/or yeast two-hybrid screening; (3) analysis of the molecular pathway of IRBP action in retinal photoreceptor survival; and (4) rescuing vision loss and retinal degeneration in the mouse models for human blinding diseases, such as Leber congenital amaurosis and retinitis pigmentosa, through genetic and pharmacological approaches. Background informat!
ion for the projects can be found in the following references: Cell (2005) 122:449-59; J. Biol Chem (2007) 282:20915-24; Hum Mutat (2009) 30:1183-9; J. Neurosci (2009) 29:1486-96.

Candidates should have a doctoral degree in biomedical science. Interested candidates with demonstrated skills in molecular biology, retinoid/lipid biochemistry, protein biochemistry, signal transduction, retinal cell biology and/or ophthalmology should send a CV, a letter of application stating research interests and accomplishments, and contact information of three references to Dr. Minghao Jin at mjin@lsuhsc.edu.

Key words: neuroscience, retina, retinal pigment epithelium (RPE), vision, cell death, photoreceptor degeneration, visual pigments (rhodopsin and iodopsins), retinoid cycle, enzymology.

投稿者:Dr. Jin(mjin@lsuhsc.edu)

2010.03.04

The Ohio State University ポスドク募集

私の同僚のPIである、Dr. David Pitt (The Ohio State University, Department of Neurology) がポスドクを募集しています。Davidはほぼ1年半から2年前ほどにOhio State Universityへリクルートされ、PIとしてラボを立ち上げました。

Seeking motivated postdoctoral fellow (PhD, MD or DVM) with interest in neurosciene and neuroimmunology to join a dynamic multiple sclerosis group. The ongoing projects concern studies of neurodegenerative mechanisms in multiple sclerosis. In particular, we are interested in the pathophysiology of cortical lesions and of iron accumulation in basal ganglia. This is explored in various mouse and tissue culture models as well as in human post mortem MS tissue.
The candidate would use gene expression knockdown in cell culture and stereotactically injected mice. Expertise in cell culture techniques, stereotactic mouse surgery and histopathological and basic molecular biological techniques is a plus.
Please send curriculum vitae, cover letter, and names of three references to:
Dr. David Pitt, Department of Neurology, The Ohio State University, Columbus, OH.
E-mail: david.pitt@osumc.edu.
PMID: 14581674, 11506399, 11205156, 10695733, 10613826, 10980132, 12507897

多発性硬化症(multiple sclerosis)は、発症初期は主な病巣は白質ですが、進行するにつれ、後期になると灰白質に神経変性を来すことが知られております。Pitt研では特に脳皮質における病変および脳基底核への鉄分の蓄積についての研究を主にやっています。
様々なマウスおよび培養細胞系のモデル、さらにはヒトの剖検脳組織(生前にMSの診断が確定していた患者さん)を用いて、多発性硬化症における神経変性の病態の解析を行っています。
実験手技としては、培養細胞系においてknockdownの手法、およびマウスにおいては脳定位手術を用いた実験、また組織病理学的実験、分子生物学の素養を持っておられる方を希望しております。

留学希望の先生(MD, PhD, またはDVM)は、CV, 簡潔なご自身のキャリアゴールについての記述、および3人の推薦者の名前と連絡先を以下にお知らせください。
Dr. David Pitt, Department of Neurology, The Ohio State University, Columbus, OH, 43210.
E-mail: david.pitt@osumc.edu
また、最近の論文は以下のPubMedIDをご参照ください。
PMID: 14581674, 11506399, 11205156, 10695733, 10613826, 10980132, 12507897
Davidは日本語は全く分かりませんので、彼への連絡は全て英語にてお願いいたします。

ColumbusはOhioの州都で、人口の割には物価が安く、住みやすい町だと思います。近郊にはHondaのプラントがあるおかげで、日本人向けのスーパーマーケットやお店もそこそこあります。

投稿者:Yasushi Kisanuki(kisanuki.1@osu.edu)

2010.03.01

内閣府最先端研究開発支援プログラム 柳沢プロジェクト 研究員・ポスドク募集

内閣府最先端研究開発支援プログラム 柳沢プロジェクト(分子行動科学センター)

筑波大学に本拠地をかまえる内閣府最先端研究開発支援プログラム/柳沢プロジェクトが2010年(平成22年)4月よりスタートします。当プロジェクトのメインテーマは高次精神機能活動の分子基盤解明とその制御法の開発です。

睡眠/覚醒、摂食、情動行動等の高次精神活動は、非常に複雑な制御システムにより調節されており、物質レベルに還元するのが困難な課題でした。私達による新規神経ペプチド「オレキシン」の同定と、睡眠/覚醒のスイッチングがこの単一の神経伝達物質によって大きく制御されているという洞察は、この分野のこれまでの常識を覆す画期的な発見でした。本研究は、睡眠/覚醒、エネルギー代謝やストレス・感情の制御などの高次中枢機能の制御メカニズムを、脳内リガンドとその受容体の機能解析やマウスにおけるフォワード・ジェネティクスから明らかにするとともに、それらの知見を応用して創薬を目指した研究を展開し、高次精神活動の制御法開発基盤を確立することを目標としています。高次精神機能の解明に情熱を傾けられる意欲的な研究者を募集します。

研究内容: マウスの脳波測定・行動解析などの生理学的解析に加えて、高度な遺伝学的/分子薬理学的手法など種々の手段を駆使することにより、睡眠・覚醒の調節を始めとしてさまざまな高次精神活動の制御メカニズムの解明に挑戦して行きます。

募集対象:研究員、ポスドク

応募資格:博士号取得者(見込み可)。生化学・分子生物学あるいは生理学実験の経験。またマウスでの脳波測定のような in vivo 生理学実験の経験のある方あるいは興味のある方が望ましい。

待遇:大学が定める規則(国立大学法人筑波大学契約職員就業規則)により、業績及び能力を考慮して決定します。

採用時期:2010年(平成22年)5月1日またはそれ以降

任期:4年。2014年3月まで。(1年ごとに更新あり)

応募書類:履歴書、発表論文リスト、主要論文の別刷りまたはコピー、研究歴および今後の抱負、ならびに推薦状を書いて下さる方のお名前(二名)を下記の連絡先までお願いします。

応募締切:平成22年4月1日(木)(必着)

問い合わせ先:
〒305-8577
茨城県つくば市天王台1丁目1-1 
筑波大学研究推進部研究企画課
最先端研究開発支援プログラム 柳沢正史プロジェクト
tel: 029-853-8080
e-mail: firstprogram@un.tsukuba.ac.jp

投稿者:筑波大学最先端研究開発支援プログラム 柳沢正史プロジェクト(firstprogram@un.tsukuba.ac.jp)

« 2010年02月 | 最新の10件 | 2010年04月 »

アーカイブ

  • 2011年10月
  • 2011年09月
  • 2011年08月
  • 過去ログ一覧